NHKに載っているJAPANデビューの言い訳文を考えてみる 3
第3回目です。色々と考えておりますが、なかなか時間がない。
ついでにブログを書くとなると、本当に時間がないです。仕事場に最低でも15時間は居る身なので…
前回は人間動物園と言う言葉に関してでした。今回はHPに載っている続きから始めます。
ひとつひとつかんがえながらすすむと、NHKっておかしくない?って思えるのですよね。
では。
②「日台戦争」について
1895 年に日本が台湾を領有し、平定するまでの過程で起こった戦いについて、番組では「日台戦争」という用語を使い、以下のようにコメントしています。
「武力で制圧しようとする日本軍に対し、台湾人の抵抗は激しさを増していきます。戦いは全土に広がり、のちに「日台戦争」と呼ばれる規模へと拡大していきます」。
以下、日台戦争についての説明です。
台湾全島「平定」までの先頭は苛烈で、日本軍だけでも死者は5000人にのぼり、日清戦争の死者の過半数に及んでいます。「日台戦争」という用語は、1995 年、『日清戦争百年国際シンポジウム』から使われています。「日台戦争」と言う用語が使用されている研究書として、たとえば以下のものがあります。
●『日清戦争と東アジア世界の変容』(ゆまに書房、東アジア近代史学会編、1997 年)
●『日清戦争 秘蔵写真が明かす真実』(講談社、檜山幸夫著、1997 年)
●『東アジア国際政治史』(名古屋大学出版会、駒込武著、川島真・服部龍二編、2007 年)
なお、「戦争」と言う用語については、以下の歴史的事実が根拠となっています。
ア、「戦時」認定
日清戦争開戦の前年、1893年5月に「戦時大本営条例」が勅令で定められました。
その後、日清戦争は1895年4月に下関条約が調印されますが、大本営はその翌年の1896年4月まで延長継続しています。これは、台湾における戦いが「戦時」として認定されていた事を意味しています。
イ、「外征従軍者」
1895年6月、初代台湾総督の樺山資紀は、首相伊藤博文宛の電報の中で、「本島の形勢は恰も一敵国の如く、(中略)実際の状況は外征」との認識を示し、台湾に派遣された文武諸官吏の扱いを「外征従軍者」とするよう申し入れます。これに対し、伊藤首相は「事実上これを外征と見なし、その従軍者を外征従軍者として取り扱う」と回答し、閣議で了承されました。
上記「戦時認定」と「外征従軍者」に関する歴史的事実により、台湾における戦闘は法制度上において「外征」すなわち対外戦争として扱われています。
と、まあ、「日台戦争」に関してこの様に書いているのです。
第1回目に書いていますが、戦死者5000人と言う数は実際に戦闘で亡くなった方は500人もおらずほとんどが病死(マラリア)です。NHKはそういったことを隠して編集し、恰も戦闘自体がなり大変な感じに見せています。それと、「日台戦争」と言う用語も1995年から使われ始めた極めて新しい用語であり、これが主流の表現と言うわけではないようです。しかし、NHKはあえてこの表現を採用し、台湾と日本とで大規模な戦争があったと印象付けているのですよ。
参考までに出した文献は3冊。他にはなかったのでしょうか?
記述が無いことから類推するに、きわめて少数の表現を採用し、抵抗勢力は台湾全土を挙げて大規模なものだったように見せかけているようです。
3冊の著作物も最近出されたものであり、一般的に使用されるような表現ではないと考えられますね。
また次に書かれている「戦争」と言う用語の根拠を出していますが、これを読むと、「日清戦争開戦の前年、1893年5月に「戦時大本営条例」が勅令で定められました。
その後、日清戦争は1895年4月に下関条約が調印されますが、大本営はその翌年の1896年4月まで延長継続しています。」と引用し、台湾における戦闘が日台戦争であったがために延長されていたと言った説明をしています。
しかしですよ、通常の考えでいくと、日清戦争で下関条約を取り交わしたが、その後も戦闘は引き続き継続してなされた為、完全終結となったのが1年後という延長継続の理由ではないでしょうか?
清朝政府の抵抗を台湾独自の抵抗とは当時は見ていなかったと考えられます。
台湾は割譲されましたが、台湾にいた清朝時代の台湾人はいきなり国が変わるのだから当然抵抗運動を続けると思いますよ。
日本の終戦時における国民の態度が世界から見たら異常な訳で、抵抗勢力がある事が普通。まして、日本という国の事を何も知らない台湾人は恐怖感もあり抵抗しようとしたでしょうね。
でも、日本軍が上陸したら逃げちゃったていう話もあるし・・・
台湾の治安維持における戦闘は日清戦争終結完了までの期間であり、断じて「日台戦争」があったから延びたのではないと思います。
イ、の「外征従軍者」の解釈ですが、自分はこれは単純な話だと思いました。
割譲された台湾(抵抗勢力がある状態において)で日本国内と同じ基準で仕事をするとなると危険が伴っている分かなり大変だったと思われます。台湾に赴任したものの給料が内地の治安の良いものと同じでは「危険手当」などというものも無くとても耐えられないといった苦情なのではないでしょうか。
事実、抵抗勢力が1年間ほど活動していたのですから。おまけに戦時的集結も完了となっていないわけですよ。
その中の統治が平常である訳は無いわけで、外征従軍者として扱うと言ったのは給料と危険手当の保障を言ったものだと思いますね。
おかしいかな?こんな考えは。
例えば、アメリカが戦闘終結宣言を出したイランに行って事務的な仕事をして来なさいと言われて行った人に、危険手当も無く普通の給料を出すだけだったらあなたなら我慢しますか?
イランの情勢はまだ戦闘時なのだから危険手当出せといわないでしょうか?
私なら言いますけどね。
台湾において考えると、戦闘は終わったというけど戦闘状態は継続中じゃないかと。
で、政府も終結宣言していないのだから戦時従軍者と同じだ、手当て増やせって。
事実と違うかもしれませんが、そう自分は思うのですよ。NHKはそういったことは書いていませんね。どちらかというと日台戦争という言葉のためにこの引用をした気がするのですが。
しっくりとくる話はどちらかな?
③「漢民族」について
番組では、以下のように「漢民族」という表現を使っています。
「1937年、日中戦争が勃発。台湾統治が新たな局面を迎える事になります。当時台湾には、およそ500万人の漢民族がいました。日本は自らの領土内に、敵と同じ民族を抱え込むことになります。」
日本台湾学会理事である東京大学の若林正丈教授編著「もっと知りたい台湾」によれば、「台湾の民族は大きく漢民族系のグループと先住民族系のグループに分ける事ができる。(中略)また漢民族の下位部類である閩南系漢民族、客家系漢民族、それに外省人」とあります。こうした研究者の見解なども参考にして、番組では「漢民族」という表現を使っています。
なぜ、漢民族という言葉に固執するのか?漢系台湾とかそういった表記では駄目だったのか疑問に思いますね。
そもそも台湾という国は島な訳ですから、行くとしたら移民で先住民と移民者との混血が当然でしょう。漢民族という言葉を厳密に言うのなら台湾にはほとんどいませんと言えるのに、「漢民族」と敢えて言っています。
意図的に台湾の人達が中国から来た人ばかりという印象を持たせ、その後に続くある意図に乗せようとしているのかと疑ってしまいますね。
私が言う漢系台湾人とか漢系客家族とか言ったほうが現実にあっている気がするのですが。
で、引用している文で「台湾の民族は大きく漢民族系のグループと先住民族系のグループに分ける事ができる」あります。大きく漢民族ではなく、漢民族「系」と混血を表しているのです。このことを混血と思わない人はあまりいないのではないでしょうか?
しかし、NHKは漢民族系とは言わずに「漢民族」と表現しています。これもおかしな話だと思いませんか?
番組内の表示は説明文にあるものとは知らない人が見ているわけで、抗議が出なかったら根拠も無いまま台湾人は漢民族だと思わされてしまいます。
番組の制作において意図的な情報操作は明白で、一般視聴者はこの番組を見て、台湾人は漢民族が多いんだという認識を持つようになるといえますよね。
これが捏造と言われたりするんですよ。間違ってた表現とNHKは認めないし…。
④「中国語」について
番組では、1930年台から日本が台湾で行った皇民化政策を伝える部分で、以下のようにコメントしています。
「皇民化とは天皇中心の国家主義の下、台湾人を強制的に日本人へと変える政策でした。学校や新聞などで中国語を禁止し、日本語の使用を強要します。」
日本台湾学会理事である東京大学の若林正丈教授編著「もっと知りたい台湾」の「民族と言語」によれば、閩南語(台湾語)も客家語も言語学上は中国語の「一方言」として位置づけられており、番組でもそのような意味で使用しています。
台湾総督府の調査によれば、1930年代に自らを福建系(閩南語)と認識している人は70パーセント、広東系(客家語)と認識している人は十数パーセントいます。客家の人びとは、自らの客家語という言葉を、台湾と特別して使用しています。ですから、当時の住民が「台湾語を話す」と表現すると、そこには客家語を話す人々が含まれないことになります。こうしたことから番組では「中国語」という用語を使用しています。
これもおかしな説明なのです。
中国語と方言は少し意味合いが違うのですよね。
例えば日本語で考えてみましょう。
ある地方で話されている方言があまりにも判りにくいので、お役所や公的な場所では標準語を話しましょう、それ以外は禁止ですといわれたとします。そうなると、「日本語」を禁止ということになるとNHKは言っているようなのです。
日本語を禁止されたと言うのはちょっと変ですが、そこで話されている言葉を公の場では話さないようにしようということではないのかな?
でも、NHKは「中国語」を禁止とか言ってましたね。
「中国語の方言」を禁止ではないのですよ。上記の説明も詭弁を使って逃げています。
方言を禁止したといえば閩南語だろうが客家語だろうが問題はありません。
でも、中国語にしたのは台湾語(中国語の方言)と表記したくなかった理由があったからなのでしょうね。
私が思うに、日本語を強要というのは台湾という日本語を話していなかった場所に対してスムーズに統治するためにも言葉は共通にするほうが良いとの認識から日本語を公用語として位置付けただけだと思います。
公の場(大勢がいる場所)は日本語で話してくれなければ赴任してきた人達は話がわからないからね。
それに、日本から来た人は台湾を日本と思ってくるわけだから日本語が通じるはずと思っているでしょう。
日本には標準語というものを造った実績があります。
台湾語を一方言と認識し、誰でもわかる言葉として日本語を求めたといったに過ぎないのです。
今で言う英語を勉強させるといったようなものでしょうか。
外国との交渉で英語はある程度共通語に近い位置にありますからね、現代では。
これがただ日本語というものになっただけ。
皇民化という政策も、なんとなく天皇制を基にした言葉だから危ない感じに見えるけど、これがイギリスだったらイギリス臣民化ってくらいの表現になるのかな?
日本は台湾の方々を日本人と同じくらいのレベルになってほしいといった意味での同化政策を進めたのだと。植民地という位置づけではなく、日本の国内という気持ちがあったのでしょう。
そうで無ければ台湾の整備のために、当時の日本の1年分の国家予算の2・3倍の予算を年につぎ込んではいなかったでしょう。
このあたりまでの言い訳文(説明文)を見ると番組を見ていない人、あまり変と思わなかった人にはそうか、やっぱり正しい事いっているんだなって思ってしまうかもしれませんね。
お馬鹿な自分が違和感を感じてこうじゃないかという説明をしていますが、本島はもっと詳しいことを書いている方もいると思います。
詳しいことは専門家に任せるとしても、番組を見ているうちに変だ、これはと思ってしまったのは事実。
悪い事をしているとか差別があったとか言うのは無いとは言いません。
今でもあるのですから。
ただ、台湾を中国と言わせたい感じの内容であったり、台湾人は中国人なのだから祖父らい中国が併合したとしても問題は無いといった世論に持っていこうとしているのかもしれません。
小さな捏造や歪曲、変造、編集による違う意味へと変えられてしまった言葉の意味。
おかしいことをうやむやにしたら問題だという方が多くいることは嬉しい限りです。
昔はそう気にしていなかった人が多かったからね。
第3回目はこの辺で。
第4回目で最後になると思うのですが、色々と詳しい人から見たらこの言い訳文って楽しいのでしょうね。ここがおかしいとか、言っている事が変とか。
自分が見た感じでこうですから。
最後になる前に何故自分がこういったことを書く気になったかというと、NHK批判のブログは多かったのですが、どこがどうおかしくて批判しているのかが判らなかったから。
NHKの言い訳文もどこら辺が変なの?って呼んでも考えないと判らない事が多かったから自分なりの解釈で言ってみようと考えたのですよ。
ただ批判するのではなくて検証が必要。
間違っていてもそう思ったのだから一つの意見としてみてくだされ。
次回は、3、台湾の方々へのインタビューについて です。
どんな風に自分の中で解釈できるか・・・
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コメント
外征従軍者については、こちらに記述がありますよ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%85%E9%96%A3%E3%82%88%E3%82%8A_%E5%9C%A8%E5%8F%B0%E6%B9%BE%E6%96%87%E6%AD%A6%E8%AB%B8%E5%AE%98%E5%93%A1%E5%A4%96%E5%BE%81%E5%BE%93%E8%BB%8D%E8%80%85%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E5%8F%96%E6%89%B1%E3%81%AE%E4%BB%B6
投稿: basces | 2009年9月27日 (日) 19時25分